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産地偽装、不適正表示、食品偽装はどうして起こるのか?食品偽装ドットコムと連動しリアルタイムに伝えたい
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ウナギ偽装表示:容疑のヨーカ堂元社員ら6人逮捕
大手スーパー「イトーヨーカ堂」が輸入して売れ残った中国産ウナギを元社員らが別業者が輸入したように装って転売したとされる事件で、神奈川県警は18日、業務に携わっていた同社の元食品事業部海外担当マネジャー、石原荘太郎容疑者(58)ら6人を食品衛生法違反(偽装表示)容疑で逮捕した。転売先では輸入元のほか、賞味期限まで偽装されており、食の安全を脅かす消費者無視の業界体質がまた問われる事態になった。【高橋直純、吉住遊、山田麻未】
県警生活経済課などによると、他に逮捕されたのは▽石原容疑者の当時の部下でヨーカ堂社員、大嶋由紀(34)▽食品商社「日洋」(東京都新宿区)元社員、津田裕史(56)▽同社社員、佐藤宇永(42)▽海産物輸入販売業「高山シーフード」(東京都三鷹市)社長、高山智広(54)▽同社元社員、小池信行(47)--の5容疑者。
逮捕容疑は、ヨーカ堂が輸入した中国産ウナギ約15トンを、食品衛生法で明記が義務づけられている「輸入者」欄を「高山シーフード」と偽装した箱に詰め替え、09年6~10月、魚介類販売業「ヤマト・フーズ」(横浜市金沢区)などに計約634万円で売ったとしている。
県警によると、ウナギはヨーカ堂が03~05年に中国から輸入した約1000トンの一部とされ、抗菌剤の検出などで中国産ウナギへの不信が高まり大量に売れ残っていた。少なくとも78トンが日洋を通じて転売され、同様に偽装されたとみられる。
ヨーカ堂を展開するセブン&アイ・ホールディングスは「弊社に違法性はないと信じているが、捜査の行方を慎重に見守りたい」とコメントしている。
◇大手の取り扱い「保証」に
ヨーカ堂が売れ残りウナギを転売した背景には、05~06年、中国産ウナギから食品衛生法で使用が禁止されている合成抗菌剤「マラカイトグリーン」が検出され、国内の消費が落ち込んでいたことがある。当時、同社は中国産ウナギの販売を自粛しているが、その過程で大量の売れ残りが発生した。
横浜市保健所の昨年の検査では、ヨーカ堂の転売先の業者が売ったウナギから微量のマラカイトグリーンが検出されている。
ヨーカ堂を展開するセブン&アイ・ホールディングスの担当者は「独自検査で問題ないため転売した」と説明している。ただ、大手でいったん扱われ、売れ残った食材が再流通すること自体、異常だと指摘する声もある。
食品流通に詳しい宮城大の大泉一貫教授(食品流通事業論)は「大手スーパーが売れ残りを転売するのは聞いたことがない」としたうえで「転売が事実なら(トラブルになった時のため)名前を隠そうとしてもおかしくない」と指摘する。
業界関係者によると、見た目で品質などの判断が難しい生鮮食品は、大手の取り扱いが業者内で「保証」となり、転売されやすいという。今回のケースは、転売が繰り返された末に賞味期限も偽装され、さらなる不正の温床となった。
食品衛生法が輸入者の明記を求めているのも、生産・加工・流通の履歴を事後的に検証するためだ。食への安全意識が高まる中、こうしたトレーサビリティーの体制を根本から否定するような偽装を招いた責任は重い。【高橋直純】
2010 年8 月18 日
中国産冷凍ウナギ蒲焼に関するお知らせ
株式会社セブン&アイ・ホールディングス
このたび、神奈川県警察本部により、2005 年に輸入した中国産冷凍ウナギ蒲焼の食品衛生法違反事件に関連して、弊社グループの㈱イトーヨーカ堂社員が逮捕されましたことは、大変残念であり、遺憾であると存じます。
本件に関して、弊社では違法性はないものと信じておりますが、神奈川県警察本部による捜査の行方を慎重に見守りたいと思います。
弊社グループでは、法令順守をあらゆる事業活動の基本にすえ、公正かつ透明性の高い経営に徹しております。このたび、社員の逮捕によって多くのお客様にご心配をお掛けし、社会をお騒がせしましたことを、深くお詫び申し上げます。以上
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ヨーカ堂元社員、偽の表示を事前に確認
イトーヨーカ堂(東京・千代田区)が2005年に中国から輸入したウナギかば焼きが、輸入元を改ざんして転売された疑いのある問題で、同社の海外部マネジャーだった50歳代の元社員が、輸入者を「高山シーフード」(東京・三鷹市)とする虚偽の表示を事前に社内でチェックしていたことが17日、関係者の話でわかった。
神奈川県警は一連の不正転売に関与したとされる元社員ら6人前後を、18日にも食品衛生法違反容疑(虚偽表示)で逮捕する。
関係者によると、輸入者を「高山シーフード」と改ざんされた表示は、06年に高山の40歳代の元社員がヨーカ堂の元社員から指示を受けて準備。ウナギかば焼きは虚偽の表示が印字された箱に詰め替えられ、転売された。
高山は、ヨーカ堂からウナギかば焼きを買い取る際に仲介した「日洋」(東京・新宿区)からも、コンビニ弁当用として日洋がヨーカ堂から仕入れていたウナギかば焼きの在庫を買い取っており、総量は50~70トンに上っている。
捜査関係者によると、高山は、日洋から在庫を引き取る際、本来の輸入元がヨーカ堂であることを伏せるよう約束する文書を日洋と取り交わしていたという。県警はこの文書を押収した。
イトーヨーカ堂の持ち株会社セブン&アイ・ホールディングスは「当該輸入に関し、一切法令に反する行為は行っておりません」とのコメントを出した。
(2010年8月18日04時26分 読売新聞)
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ヨーカ堂、中国ウナギ輸入元改ざん・転売の疑い
イトーヨーカ堂(東京・千代田区)が2005年に中国から輸入したウナギかば焼きが輸入元を改ざんして転売された疑いがあることが16日、神奈川県警への取材で分かった。
県警は、イトーヨーカ堂海外部マネジャーだった元社員ら数人を食品衛生法違反容疑(虚偽表示)で立件する方針を固めた。
05年に中国産ウナギから使用が禁止されている合成抗菌剤「マラカイトグリーン」が相次いで検出され、消費者の買い控えが起きている。
ヨーカ堂は店頭販売のために輸入したが、仲介業者を通じて数社に転売。このうち「ヤマト・フーズ」(横浜市金沢区)が賞味期限を2年半延ばして販売したとして、県警は不正競争防止法違反の疑いで捜索している。
捜査関係者によると、海外部マネジャーだった50歳代の元社員らは06年頃、中国福建省の「福清斉翔食品有限公司」からの輸入元はイトーヨーカ堂なのに、「高山シーフード」(東京・三鷹市)の元社員に指示し、かば焼きの箱の輸入者欄に「高山」とうそを記入。09年7月、仲介業者を介し、数社に売った疑い。
イトーヨーカ堂の持ち株会社セブン&アイ・ホールディングスなどによると、中国産ウナギの買い控えが進んだため、輸入したうち数十トンを日洋(東京・新宿区)を通じて高山に転売した。「転売したものは、自主検査でマラカイトグリーンが検出されなかった」としている。
横浜市が、ヤマト・フーズが仕入れたものを検査したところ、マラカイトグリーンが検出された。
海外部マネジャーだった元社員は取材に対し、「『イトーヨーカ堂に迷惑がかからないように取り扱いは慎重に』とお願いしたが、輸入者欄の改ざんは指示していない」と話している。
一方、高山シーフード元社員は「改ざんは事実。お互いの意思を確認した上でやった」と話した。
(2010年8月17日03時02分 読売新聞)
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偽装表示:「隣の店に負けないために」大阪の食肉業者
外国産の豚肉や牛肉を国産と表示して販売したとして大阪府は12日、食肉小売業者「MORI」(同府柏原市)と「肉のいろは」(同)に対し、日本農林規格法(JAS法)に基づき、適正な表示をするよう指示した。
二つの業者は同じショッピングセンター内の隣同士で営業。お互いに「隣の店がやっていた。競争に負けないために表示を偽った」などと話しているという。
府の調査によると、少なくとも今年4月~5月上旬、府内の食肉卸業者5社から仕入れた米国産や豪州産などの豚肉、牛肉について、MORIは約1.1トン、いろはは約2.4トンを国産と表示し販売した。府の調査に、MORIは「いろはとの競争がエスカレートして、数年前から(偽装表示を)やった」と説明。いろはは「MORIがやっていて、国産と表示した方がよく売れると思い、やった」と話しているという。
また、両業者が栃木や香川県産などの牛肉に、より高級とされる熊本県産の個体識別番号を表示して販売していたことも判明。この行為について、近畿農政局は両業者に対し、牛トレーサビリティー法に基づく適正表示を勧告した。【佐藤慶】
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